(C)千春 「ね~いずみぃ~私、もっとしっかりした踊りが見た~い!」

「ウーンOh!ソウネ!菊丸ガ、チャントアドバイスシテアゲテタネ!」
いずみは咄嗟に閃きました。
「そ、そうよ、菊丸くんにアドバイスしてもらえないと、わたし上手く踊れないの・・・」
「そうなの?だったら
千春がにこりと微笑みました。

5分後

「どぉ?いずみぃ~これで少しは心強いんじゃなぁい?」
酒が回り、トロンとした目の千春がいずみに問いかけます。
(あ、ああ~また墓穴掘っちゃったぁ!)
宴席には腹踊りの格好を解けないままのいずみが立ち尽くしていました。
そして、その腹踊り衣装の中身がこんもりと膨らんでいます。
そう、衣装の中にはリンダが潜んで演技指導が始まったのでした。
「ホラ、イズミ、チャント踊ルネ!」
リンダがいずみの太腿を掴んで踊りを促します。
(く、くすぐったぁ~い!!)
ピクンと反応していずみの動きは極端にカクカクと前後左右に揺れ動きます。
「あら、ずいぶん動きがリズミカルになってきたじゃない!その調子よ!いずみ!」
千春は、ギャラリーとなって、いずみの艶かしい動きを囃し立てます。
いずみを褒めることは、同時にリンダを褒めていることなりました。
調子に乗ったリンダは、更に激しくいずみを攻め立てます。
リンダは、頭上にあるいずみのパンティを「おにく」ごとキュッと軽くつまみました。パンティと「おにく」に圧力がかかり、リンダの指が真っ白なパンティに少しめり込みます。
「バ、バカァ!ど、どこの『おにく』つまんでるのよぉ!!!」
腰を振って、いずみはリンダの指から逃れようとしました。しかし軽くつまんでいるはずの指は離れず、むしろ「おにく」が指に食らいついているような錯覚さえ覚えました。
同性であるが故に、リンダは、菊丸と違った攻めを繰り広げます。それは女のツボを知り尽くしたえげつなさを含むものでした。
「だ、だめぇ!リンダ!め、めりこんじゃぅ~!!」
にちっ、ぐちっとパンティの中から粘りのある音がかすかに響きます。
ようやくパンティから指を離すと、リンダは一息つきました。
腹踊り衣装の中でごそごそと動き回る感触のみが、視界を得られないいずみに伝わります。
「な、何をする気?」
どうやら、リンダは衣装の中でいずみの立ち方向と逆に構えたようでした。
次の瞬間

「あ、熱ぅ~~~ぃいいい!」
いずみの股間に熱風が走りました。飛び上がらんばかりにいずみの背がピンと伸びます。
リンダが、いずみのパンティに唇を押し付け、溜めた息を一気に押し込んできたのでした。
酒気を帯びたその温かい吐息はパンティをたちまち突き抜け、その奥にあるいずみのナマ肌を直撃します。
パンティの中に籠もった酒気は逃げ場を失い、いずみの肌がそれを吸収してしまいました。
「あああ熱くなってきちゃったぁ!」
目視では確認できませんでしたが、パンティの中の「おにく」はアルコールを吸い取った結果、真っ赤に熟れあがっていました。
しかし、いずみには「おにく」に起きた異変が充分すぎるほど伝わっていました。股間に残る熱気は、もはやリンダの吐息ではなく、いずみの表皮から発せられていました。
そして同時に、その熱気はいずみの全身からも発せられていました。ちょうちんにされてしまったいずみの頭部は、空気が籠もり、自らの吐息にも酒気を帯びていたため、モロに影響を受けていました。
汗を噴出したその顔は風呂上りであるかのように上気し、目は虚ろ、口は半開きで呼吸も荒くなっています。
「ハァハァだめぇ
「Oh!イズミ、フラツイテルネ!」
ここに来てようやくいずみの異変に気づいたリンダが、いずみの湿り切ったパンティから唇を離しました。
それをきっかけにバランスを崩したいずみはリンダを巻き込んで背面に倒れこみました。
ビリリと音がして、脚とリンダを覆っていた腹踊り衣装が引き裂かれ、それらの姿が露わになりました。
「あ~せっかくの衣装がぁ
一部始終を見ていた千春はあきれかえっていましたが、渋々倒れた2人を助け起こします。
下半身が夜風にふかれ、いずみはようやく安堵する事ができました。心地よい冷たさが、パンティに籠もった熱気を吸いだしてくれます。

数分後、ようやくいずみも冷静さを取り戻しました。
「も、もぅ2人ともかんべんしてよぉ・・・」
ちょうちんスタイルのまま、ちょこんと正座していずみが哀願します。
「そうねもう夜も更けてきたし
ようやく千春もお開きに同意しようとしたその時

「大変!あれ、生活指導の岩沢先生じゃない!?」
千春が公園内を横切って近道をしているスーツ姿の中年男性を指差します。
見れば僅かに顔が赤らんでいて、歩き方も千鳥足です。どうやらほろ酔い加減でのご帰還のようです。
「Oh!ソーネ!気ヅカレナイウチニ、逃ゲルガ勝チネ!」
捕まれば、どんな罰を受けるかわかりません。3人は慌てて立ち上がり、荷物もそのままに逃げ出しました。

ところが、千春とリンダは泥酔していて中々上手く走り出せません。
いずみも、ちょうちんスタイルで視界が奪われたままなので、足元がおぼつかず、数メートルも歩かないうちに、盛り上がった木の根に足を引っ掛けてしまいました。
「きゃあああ!?」
前につんのめり、その先には巨木がそびえている事にいずみは気づきませんでした。
「あっ!いずみ!?」
「NO!」
!!」
巨木には大きな洞(うろ)があり、いずみはその中に頭から突っ込んでしまいました。
ところが、大きなおしりが洞の口でつかえてしまい、下半身を残したまま動けなくなってしまったのです。
「え、ええ~!?」
慌てて自力で抜け出そうとしますが、両腕が相変わらずちょうちんの中に封じられたままなので、思うようにいきません。
「い、いずみ何やってんの!?先生来ちゃうよ!」
千春とリンダはおろおろするばかりです。
岩沢先生の影がのしのしと大きくなります。
「し、仕方ないちょっと我慢してね、いずみさぁリンダちょっと手伝って!」
千春は意を決したようにリンダを急かすと、いずみのおしりに細工を始めました。
「ん~?お前らうちの生徒だな?なんだぁこれはぁうぃ
ついに岩沢先生が千春とリンダに気づきました。
「あ・・・せ、先生こんばんわ
「お前たちこんな所で何をしているんだ?」
「じ、実は私たちお花見をしてまして
「お花見・・・?桜はあそこにしか生えてないじゃないか。何でこんな所に席があるんだ?」
つい先ほどまでいずみたちが花見をしていたポイントを岩沢先生はあごで指し示しました。
「こ、この木も桜なんですよ・・・ホラ・・・」
岩沢先生は初めて千春たちの背後の木を見つめました。
「こ、これは
そこにある異形の物体に先生は言葉を失いました。
千春とリンダは、木の洞につかえたいずみの下半身が桜に見えるよう小細工を施したのです。
いずみの両足の指は、千春たちが折った桜の枝を挟まされていました。
左右の脚はいかにも木の枝であるかのようにバラバラの方向へ折れ曲がり、いずみも必死でこらえています。
更にパンティの中に、散った桜の花びらを大量に押し込み、腰が揺れるとヒラヒラと花が散るような仕掛けになっていました。
淡いピンク色のパンティがまさに桜になりきっています。
「ほぉこんな所にも僅かがら桜が咲くのか風流だなぁ
岩沢先生が感心して見つめている間に千春とリンダはそそくさと荷物をまとめ引き上げの準備にかかりました。
「ん?なんだ、お前ら。もう帰るのか?」
「ウーン、今日ハ、モウ遅イシ、撤収デース!」
(う、上手くごまかせたかしら
(トニカク、ワタシ達ダケデモ、逃ゲ切ルデース!)
なんと、千春とリンダは足手まといのいずみをそのままにして逃げ出そうとしていたのです。
一方、岩沢先生はいずみの桜を本物と思い込み、まじまじと見つめていました。ふと、手を伸ばして桜の枝(脚)を掴みました。
(き気持ち悪ぅ~いぃ!)
ビクンといずみが驚いて痙攣し、その細やかな振動でようやくはまっていた腰がずるると抜け落ちました。
幹に張り付いたままいずみの上半身が滑り落ち、ようやくその全貌が明らかになりました。驚いたのは岩沢先生です。
「お、お前たち、これはどういう事だ!?」
すっかり酔いが醒めた岩沢先生は訳がわからず、千春たちを問い詰めます。
「そ、それは
「ん?」
詰め寄った先生は、千春とリンダが酒臭いことにようやく気づきました。足元でへばっているいずみにも先生は顔を近づけ、同じく酒臭いことを確認します。」
「お前たち未成年でありながら、酒を飲みおったなぁ!!」
岩沢先生の怒号が公園中に轟きます。いずみはもとより、千春、リンダももはやこれまでとその場に座り込んでしまいました。
「ご、ごめんなさぁい!」

更に時が過ぎ・・・公園内には岩沢先生が1人で酒盛りをしていました。
たまたま残業で遅くなった桂木先生と早瀬先生がその前を通りすがります。
「あら・・・岩沢先生。こんな所で何をされてるんですか?」
「おお、桂木先生に早瀬くん。ちょっと花見をね
「あら、桜の木はあんなに遠いですよ?」
桂木先生たちもまた、本物の桜のある木を指差します。
「いやいやこうやって少し離れた所から眺めるのがオツなんですよ
「へぇ岩沢先生って詩人ですね~
「良かったらお2人もどうですか?まだ酒もありますぞ。」
遅くなってお腹が空いていた2人の女性教師は一瞬見詰め合ってうなづくと、いずみたちが使っていたシートとも知らず、そのシートに座り、先生3人での宴会が始まりました。
確かに遠目に眺める桜もいいですね
早瀬先生が顔を赤らめて風流を味わい、桂木先生も楽しげにうなづきます。
しかし、そんな2人に気づかれないよう、岩沢先生は別の「花見」を楽しんでいました。
時々そっといずみがつかえていた巨木の枝を見上げます。
そこには3つの物体がぶら下げられていました。それは岩沢先生によって「生徒指導中」のいずみ、千春、リンダだったのです。
スカート、パンティは剥ぎ取られ、下半身むき出しの3人は口をガムテープで封じられ、3人ともシャツをちょうちんにされて、枝に括りつけられていたのです。
逃げ出そうとする3人が脚をバタつかせるたびに、丸出しの下半身がパクパク開き、それぞれ「花」が開花します。
岩沢先生は満足げに「花」を眺めながら更に考えていました。
(そうだな桂木先生と早瀬くんも花見に協力してもらうかな

 おしまい
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