(A)いずみ「ね、ねぇちょっとだけ休ませて。わたし、トイレに行きたいの

とっさに口から出たでまかせでした。
(とにかくこの場を離れなきゃ
その思いがいずみの表情に迫真の演技をさせています。
「ソ、ソウデスカ?ソレハ、仕方ナイネ
いずみの気迫にリンダが一瞬ひるみましたが、
「だめよ~いずみ、そんな事言って逃げようとしてるんでしょ?」
いずみの行動パターンを読んだ千春が納得してくれません。
ここで押し切られては、更にひどい目に遭わされてしまうと感じたいずみは
「も、もうだめぇ体が冷えちゃって
ブルブルッと小刻みに震えて見せて、今にも漏れそうだと強調して見せました。その震えにあわせて胸の先端がピルピルと振動します。
「うわ、分かったわよ
千春も渋々トイレ休憩を許してくれました。

「だ、だからってなんであんたがついて来るのよぉ
いずみは公園隅の公衆トイレの前にリンダと二人で立ち尽くしています。
リンダは持ち前の腕力で腹踊り姿のいずみの笠を外し、ちょうちんにされている頭の結ぶ目をつかむと、猫のように持ち上げていずみをトイレまで引きずってきたのでした。
「千春ニ頼マレマシタ!逃ゲナイヨーニ、見張ッテルネ!」
「ちょ、ちょっとぉこの頭の結び目ほどいてくれないと手が使えないよぉ
「大丈夫!ワタシ、手伝ウネ!」
突然、リンダは、いずみの腰に手を伸ばすと、何の躊躇いもなく、ずるると腹踊りの衣装を地面までずり下ろしました。
「きゃああ!」
いずみは咄嗟に内股になって抵抗しましたが、間に合いません。小さなパンティがポロリと露わになりました。おしりにむっちりと噛み付いたパンティはその柔らかい肉に埋もれてしまいそうなほどです。
抗議しようとしたのも束の間、リンダは再びいずみのちょうちんのてっぺんを掴むと、無理やりパンティ丸出しのいずみを立たせ、トイレの中へ急き立てていきました。

トイレの中は特有のジトリとした湿気が充満していました。ジュルジュルとぬめった床の感触が裸足のいずみを直撃します。
「き、気持ち悪ぅ~い!!!!」
一歩進むたびにいずみが悲鳴を上げます。未だ視界を奪われたままのいずみには、よりいっそう気持ち悪さを際立たせます。
実際は数歩の距離でしたが、いずみには1キロくらい歩かされたような気分になりました。
やがてリンダは和式トイレの一室にいずみを押し込みました。

「あ、あのリンダわたしこのままじゃ、その出来ないんだけど
モジモジといずみが上半身の「ちょうちん」を揺すって腕が封印されている事をアピールします。
「Oh、ソウデシタネ!」
リンダはそう言うと、いずみの背後からパンティにも手をかけ、ずるるんと剥きとってしまいました。パンティの生地と比べ物にならないくらい大きなおしりがブルルんっと揺れてその姿を現します。
「イズミガ、用ヲ足ス間、コノぱんてぃハ、預カルネ!」
「そ、そんなぁ
返事を待たず、リンダは個室の扉をバタンと閉め、そのままいずみのパンティを持って外で待機し始めたようでした。
とりあえずいずみは便座をまたいでしゃがみ込み、金隠しでアソコを隠したまま、リンダの足音が消えるのを待ちました。
やがて、公衆トイレ内が静寂に包まれると、いずみは用心深く行動に移りました。
「うぐぐぐぐお願いっ破れてっ!!」
服に包まれてしまった両腕を思い切り左右に突っ張り、その力で服を破いてしまおうとしたのです。
突っ張ったり、緩めたりと何度か繰り返すうち、やがて肘の当たる辺りからビッビビッと繊維の切れる音がして、徐々に服に穴が開き始めました。
穴は徐々に大きくなり、ここでようやくいずみは顔を外に出し、視界と新鮮な空気を得る事ができました。
誰も見ていないのですが、自由になった左手を素早くアソコに押し当てて隠します。
(だ、だけどどうしよう外にリンダもいるしそれにこの格好じゃ恥ずかしくて逃げられない
ふと、壁を見渡すと、足元の高さに小さな窓がありました。換気用の小窓です。

「ううぅ~!」
公衆トイレの窓からびりびりに破れた服を着たいずみの上半身がにょっきりと突き出しています。
「ももう少し
大きなおしりがつかえて、苦労していましたが、ようやくずるりと抜け出し、公園の地面に転げ落ちました。それでも辛うじて股間だけはしっかりと手で覆っています。
トイレの床に溜まっていたヌメヌメが全身を舐め回し、いずみは異様な気持ち悪さを感じていましたが、そんなことに構っていられません。
物影から覗くと、リンダは公衆トイレの前でしゃがみ込んで眠ってしまっているようでした。右手にはいずみのパンティががっちりと握り締められています。
(あのパンティを取り戻すのは危険ねとにかくパンティの代わりを何とかしないと片手が使えないと何かと不便だわ
そこでいずみは先ほど抜け出したトイレの小窓に手を差し込み、中にあったトイレットペーパーを手に入れました。
そのペーパーを素早く掌で擦り合わせ、太く長いこよりを作りました。
ある程度の長さと太さになった所で、股間に挟み込み、紙製のふんどしを作り上げたのです。
「ああふん
紙のカサカサ感がいずみの羞恥心をくすぐります。
やがて寝ているリンダの脇を異様な格好のいずみがそっと通り過ぎていきました。
破けた服はひらひらとはためいて、いずみのふくよかな胸を隠したりさらけ出したりしています。
ペーパーのふんどしは、おしりにしっかりと食い込み、アソコを辛うじて守ってくれているものの、そのコスチュームは全裸以上に凶悪な雰囲気を醸し出していました。
「ちょ、ちょっと擦れちゃうけど今は逃げる事が優先よね
パンティこそリンダに奪われているものの、スカートや上着、それに財布などのいずみの私物は、千春のいる桜の木の下にありました。それらを取り戻さなければ、家に帰れなかったのでいずみは木や植え込みに隠れながら千春のもとへ忍び寄りました。
リンダと同様、千春もまた酔いが回っているらしく、気にもたれかかって眠っていました。
(い、今しかチャンスはないわね
木の陰からいずみは手を伸ばし、自分の荷物を奪還しました。
ふと見ると、千春は大きく足を広げ、惜しげもなくパンティをさらして熟睡しています。
そのパンティは腰紐で結わえるタイプで、結び目がやや緩んでいました。

いずみは取り戻した荷物をそっと地面に置き、考え込みました。
眠っている千春の正面に四つん這いでそっと近づきます。
(スカートは取り戻したけどパンティはリンダに取られたままだし、いつまでもペーパーふんどしじゃ不安よね悪いけど、千春から借りて帰っちゃえ!)
いずみに菊丸的精神の宿った瞬間でした。

ゴクリとつばを飲み込み、手始めにいずみは、向かって右の腰紐をそっと指でつまむと、そろそろと引っ張りました。
腰紐は何の抵抗もなく、するりと解け、千春のパンティは斜め半分垂れ下がってしまいました。
それでも千春は目を覚ます気配がありません。
(も、もう少し
千春の深い眠りに自信を深めたいずみは、続いて左の腰紐にも手を伸ばしました。こちらもするんと簡単に解け、とうとうパンティの前半分は完全に開ききってしまいました。
地面の隆起やパンティの生地で辛うじて千春のアソコは隠れていますが、角度を僅かに変えるだけでご開帳になってしまう危機的状況となっていました。
千春はこの期に及んでも目覚める事はなく、軽く寝息すら立てています。
いずみは開いたパンティをつかむと、ずるずると手繰り寄せはじめました。
千春の股間をパンティの後部がシャコシャコとすり抜けていきます。
「ああん
さすがにこの責めには眠っている千春も感じてしまったらしく、意識こそ目覚めないものの、膝を立て、ますます股間を大きく広げ始めました。左右の膝は地面に垂直なくらいまっすぐに伸び、両足は「Mの字」を形成しています。
(ああと少し
いつしかいずみには、えも言われぬドキドキした感情が芽生えていました。
眠っている親友のパンティを盗み取るという罪悪感より、好奇心や冒険心の方が勝ってしまっていたのです。

ピンっとパンティが軽い音を立て、いずみの手と千春のおしりの間で張り詰め、パンティは最後の抵抗を見せています。
「も、もう一息
いずみは指先の力を絶妙に加減します。
その時

「おーい千春ちゃん、お花見お招きありがとう!他のみんなは?」
と、聞き覚えのある声が背後から聞こえてきました。
「いいずみちゃん、何やってんの!?」
実はいずみたちがトイレに行った間、千春は公衆電話から明智家に電話し、花見へ菊丸を誘い出していたのです。
「あき、菊丸くん!?」
とたんに汗が全身からどっと噴き出しました。ガクガクと膝が震え、身体は硬直して動く事が出来ません。
次の瞬間

タラタラと流れる汗をたっぷり吸ったトイレットペーパーのふんどしがぷつりと切れました。
ズルッ、ぼてッ。
水気を含んだ紙はいとも簡単に重力に負け、おしりの割れ目を伝わって落ちてしまいました。
四つん這いになったいずみのおしりが、月の光に柔らかく照らされ、ヒクヒクと揺れるアソコがほんのりと浮かび上がっています。
「きゃ、きゃああああ!み、見ないでぇ~!」
千春も騒ぎに気づいて目を覚まします。
「きゃあ!い、いずみ、何してるのよ~!」
自分のスカートの中身が丸出しになっていて、パンティがいずみの手によって脱がされかけていることに気づき、千春は慌てて股間を押さえ込もうとします。
その弾みで、スポ
~ンと脱がせかけのパンティが完全に脱げ、いずみの掌にポンと収まりました。バランスを崩した千春は、いずみと仲良く並んで倒れこんでしまいました。
「いずみ桜に千春桜今夜は最高のお花見だぁ!」
思いも寄らぬ眼福に目を潤ませる菊丸でした。

「さぁ、いずみちゃん、場を盛り上げて!盛り上げて!」
「いずみ~ちゃんと踊らないと、パンティ返してあげないわよ~?」
菊丸、千春、リンダの3名が全裸のいずみを囃し立てます。
「お、お願いも、もう許してぇ
半べそで訴えるいずみの姿がありました。紙皿一枚でアソコを隠し、阿波踊りの要領で脚を交互にカクカクさせながら踊り続けます。
腹踊りどころか裸踊りまで披露するハメになったいずみちゃんでした

(ど、どうしてこうなっちゃうの~!?)

 おしまい
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