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「い、いずみちゃん、すっごいセクシーだァ……!」
 待ち合わせの駅で、さすがの菊丸も、目をパチクリさせています。
「ひさびさの、おでかけデートだもん。ちょっと冒険したくってさァ」
 今日は平日の水曜日
……ふたりは開校記念日でお休みだけど、朝8時の駅のホームは、通勤通学の乗客でゴッタがえしています。
 そんな中にあっても、いずみちゃんは、ひときわ注目の的です。
 もともとキュートな美少女ですけど、ここ数ヶ月で、ルックスもボディもますます磨きがかかって(理由は、第1話・第2話を読んでね)まるで男性誌のグラビアをかざる巨乳アイドルみたいに輝いているんですから。
 しかも、今朝の服装が、これまたに過激にセクシーなんです。
 下は、着古したジーンズを自分でカットしたショートパンツなんですけど、お股の切れ込みが凄いんです。ほとんどVの字だから、プリンプリンのお尻の肉が半分以上はみだしちゃっています。
「ちょっと、大胆すぎたかなァ?」
「ぜんぜんOKだよ。でも
……こんだけヒップが丸出しってことは……
パンティは、Tバックなんでしょうか? 
……いずみちゃん、そんなの持ってたっけ?」
「持ってないってば
……
 だから、はいていないんです。パンティを
……
「うひゃ、ノーパン……!」
 菊丸ったら、いきなり目尻を下げながら、あらためてジロジロといずみちゃんを眺めまわして、
……ん? そのタンクトップは、どこか見覚えあるような?」
「あ、これ? 菊丸のランニングシャツよ」

この前、いずみちゃんの部屋にお泊りして、脱ぎ忘れていったものです。
「ハサミであちこちカットしてみたら、けっこうカッコ良くなったから……ちょっと勇気がいったけど、思いきって着てきちゃった」
発育めざましいオッパイの谷間をめいっぱい強調するため、胸元はさらに大きくギザギザに切り開いてあります。
そのうえ裾までも、パンパンにはりつめた乳房の下あたりで、大胆に切り落としてあるもんだから
……
 ボリュームたっぷりの下乳が、出血大サービスで、色っぽくハミだしちゃっているんです。 
かろうじて隠れている乳首だって、薄い生地にノーブラだから、ばっちりとピンク色に透けています。
「これじゃあ……すっ裸よりエッチだよ」
 菊丸は、ヨダレをたらしながら、
「そんじゃ、えんりょなく……敏感なチェリーを、ツンツン」
「あ~ン、だめ~
……感じちゃうよゥ……
 いずみちゃん、はちきれんばかりのタンクトップの頂上で、はやくも乳首をピョコンと勃起させながら、甘ったるい声を上げちゃいます。
 そしたら菊丸のジャージの股間も、負けじとモリモリもり上がって
……
「エヘッ、菊丸ったら、元気なんだからァ……
 キャッキャッとよろこぶいずみちゃん。
いつもいじめられてばかりのモッコリを、ジャージごしにムンズと握りしめると、なれた調子でグイグイとしごきだしちゃったんです。
(このォ……昨夜の、おかえしだァ……
「あッあッ、いずみちゃん
……!」
 菊丸もうれしそうに、のけぞっています。
 
……でも、考えてみれば……ここって……朝のラッシュで混みあう、駅のホームなんですよね……通勤通学の乗客で、あふれ返っているんです。
 そんな場所で、巨乳グラビアから抜け出してきたような超過激ファッションの美少女が、連れの男の子のモッコリを、楽しそうにしごきまくっているんですから
……
(や、やだッ……あ、あたしたちのまわり……黒山の人だかり……!)
(い、いずみちゃん
……とにかく、この場を逃げ出そう!)
 ちょうどホームにすべり込んできた通勤快速に、ふたりあわてて飛び乗ったのでした。

                    ☆

「ふう~ッ、びっくりしたね、いずみちゃん」
「ほんと、知らない間に、あんなに見物人が集まってるなんて
……でも、この電車も、すっごいラッシュ……!」
 朝の通勤快速ですから、車両は、ほとんどスシづめ状態なのです。
 ふたりとも、向きあってピッタリと密着したまま、身動きがとれません。
 エアコンなんか全く効かなくて、暑がりのいずみちゃんは、早くも汗びっしょりになっています。
「朝の通勤ラッシュは地獄だけどさァ……でも……こうして、いずみちゃんの匂いにつつまれてると、満員電車も天国だよね」
 汗のふきでる肌からは、甘ったるい体臭がムンムンと立ち昇っています。
 菊丸はウットリした表情で、いずみちゃんの首筋や、肉感たっぷりの胸の谷間のあたりを、うれしそうにクンクン嗅ぎまわっているのです。
「やだァ、においなんか嗅がないで……ゆうべは入浴してないんだからァ」
「いずみちゃん、また風呂サボったの? ここんとこ多いんじゃない?」
「よくいうわよ、みんな菊丸のせいじゃない!」

 いずみちゃんはカッとして、
「毎日、家に帰るの夜中だもん。放課後からずっと、菊丸のぶっといのにいじめられてさァ……
やっと家に着いても、ベッドまでたどりつくのが精いっぱいなんです。
「いじめられては、ひどいよなァ……
 菊丸は口を尖らせて、
「いずみちゃん、あんな大声でよろこぶしゃないかァ……ボクの自慢のドラ息子で、いつも何べんも何べんも、イッちゃうくせにさァ」
……だってェ、きもちいいんだもん。菊丸に、入れてもらうと……」゛
 なんて、甘ったれた声で菊丸にしなだれかかったいずみちゃんは
……その時はじめて……自分たちのまわりが、なんともいえない異様な雰囲気につつまれていることに気づいたんです。
……あ、あわわッ!)
 超過密の満員電車の車内、いずみちゃんと菊丸を中心にして、全員がこっちを向いています。
通勤のサラリーマンやOLが、男も女も、みんなギラギラした好奇心を隠そうともせずに、ふたりの話に聞き耳をたてているんです。
そりゃ無理もないですよね。どう見ても高校生のカップルが、こんな会話をしているんですから
……
……き、菊丸ゥ~ッ……は、はずかしいよゥ……ぶ、ぶっいのとか、入れてもらうとか、気持ちいいとか……あ、あんな大声で、なんども……!)
 いずみちゃん、真っ赤になりながら、菊丸にギュ~ッとしがみつきます。
 穴があったら入りたい気分です。でも、穴なんか、どこにもありません。
……いずみちゃん、この電車は各駅停車じゃないから、あと20分は止まらないよ)
 なにか秘策があるのか、いずみちゃんを見つめる菊丸の視線は、意外なほど落ち着いています。
かばうように抱きしめる腕の力にも、ドッシリとした包容力を感じるのです。
……菊丸って、たのもしいッ!)
 でも
……甘かったみたいです。 
 菊丸の思考や行動の根底には、すべて『スケベ』があることを、いずみちゃんならば身をもって体験しているはずなのに
……
(いずみちゃん、こんな時は『毒をもって、毒を制す』だよ)
(エッ
……な、なによ、それ?)
(ことばの毒は、行動の毒でしか、フォローできないってことだよ)
……こ、行動の毒って……あ~ン、わけわかんないッ!)
 いずみちゃん、恥ずかしいやら、蒸し暑いやら、わけがわからないやらで
……すっかり頭ン中が真っ白になっちゃいました。

                   ☆

……こ、これって……た、たんなる痴……あン!)
 ギュ~ギュ~づめの満員電車、パニック状態のいずみちゃんは、菊丸のなすがままにされています。
 身動きもできない混雑の中を、むりやり背中をむけさせられたと思ったら、いきなり後ろから回ってきた両手が、パンパンにはりつめた乳房をムンズとわしづかみ。
……あ、ああン!……き、菊丸ゥ……な、なに始める気よゥ……!)
 しかも、タンクトップのすそを捲り上げて、じかに触りながら、
「いずみちゃん、そんなにオッパイもんで欲しいのかい?」
 まわりの乗客に聞こえるように、わざと大きな声で話しかけるんです。
「昨夜、あんなに揉んであげたじゃないか……乳房だけで2回もイッちゃったくせに」
「や、やだッ! そ、そんなこと
……お、大きな声で、バラさないでよッ!」
 思わずカッとなって、ますます菊丸の思うつぼです。
「オッパイだけでイカされるのって、すっごく、せつないんだろ?」
 菊丸は、さらにしつこく、
「昨日もボクのドラ息子を握りしめて、泣いておねだりしながら、それでもイッちゃったもんね……オッパイだけで、2回も……
「バ、バカァ! 菊丸のバカァ!」

 ほんとのことだけに、いずみちゃんの恥ずかしさはひとしおです。
 ますます頭ン中が白くなって、ほとんど思考力ゼロ
……でも、ビンビンに感じる肉体の本能だけは、菊丸のもくろみどおり鋭くなっていきます。
「ほら、ほら……見られてると、いつもより興奮するだろ?」
 この窮地を脱するため、なにか特別な秘策でも
……って期待していたいずみちゃんなんですが……やっぱり甘かったんです。
どうやら菊丸は、ただ単に、いずみちゃんの羞恥心をあおって、いやらしい痴漢ゴッコを楽しみたいだけみたいなのですから。
「ああ~ン、あン、あン!」
 タンクトップがまくり上げられ、ボヨ~ンと丸出しになった量感たっぷりの乳房を、容赦なくうしろからグイグイと揉みしだかれて、
「あァ~ッ、そんなにされたらァ……お、おかしくなっちゃうゥ~ッ!」
 もう、声をおさえる余裕もなくなっちゃいました。。 
菊丸に背中を向けたいずみちゃんは、ちょうど車両の観客たちに、全身をさらすかっこうになっています。
菊丸の手の平からあふれんばかりにブルンブルンゆれる乳房
……そのすぐ目の前に、脂ぎった中年サラリーマンたちが、目を血走らせてかぶりついています。
そこいらの巨乳アイドルなんかより、ずっとキュートでナイスボディな十六歳の高校二年生が、こんな満員電車の中、Eカップのオッパイむき出しにして公開痴漢されているのです。おじさんたちにとって、こんなラッキーは一生に一度しかありません。
(き、菊丸ゥ……ど、どうして、こうなっちゃうのよゥ!)
(いいじゃないか、いずみちゃん。見られて恥ずかしいカラダしてるわけじゃないだろ?)
(そ、そういう問題じゃなくてェ
……こ、こんなこと、ふたりっきりの時に、すればいいでしょ!)
(ヘヘッ、ふたりっきりじゃないから、いいんだよ)

 要するに菊丸は、みんなに自慢したいんです。自分の彼女は、こんなに可愛いルックスで、こんなにとびきりの巨乳チャンだってことを
……
「せっかくだから、エッチな乳首が、ビンビンに勃起しちゃったところも見せちゃおうよ」
「や、やだァ~ッ! そんな、はずかしい
……ああァ~ッ!」
 グイグイと揉みあげていた指さきが、ボリュームたっぷりの肉山のてっぺんを摘まんで、そのままクネクネと
……
「あはァ~ッ! あはァ~ッ!」
 いずみちゃん、いっきに火を着けられちゃいました。
「いずみちゃん、感じちゃってるね……こんなツンツンに尖ってきたよ」
 菊丸は、わざと声に出して、いずみちゃんの羞恥心をあおるんです。
「ああ~ン、菊丸ゥ! 菊丸ゥ!」
 いずみちゃん、もうメロメロです。
 後ろから菊丸に抱きしめられながら、せつなげに眉をしかめ、大声をあげてピチピチの上半身をよじっています。
「あン! あン! あン!」
激しくイヤイヤするたびに、グッショリと濡れた髪から、汗のしずくが玉になって、満員電車の車内にとび散ります。
「ほら、ほら、いずみちゃん……イキたくなったら、イッちゃっても、いいんだよ」
 耳元で、菊丸が悪魔のささやきを
……
「イ、 イカないッ……ぜ、ぜったいに、イカないもんッ……ああァ~ッ!」
 いずみちゃん、あられもない声で悶えながらも、必死にたえています。
……こ、こんな、満員電車の中で……オ、オッパイだけでイカされるのを、見ず知らずのオジサンたちに見られるなんて……ぜ、ぜったいに、ダメ……で、でもッ……!)
 パンパンに張りつめたオッパイの頂点を中心にして、狂おしい灼熱の波が、ジワジワと全身に広がって
……まだ指一本ふれられていないパンティの中味にまで、強烈にジンジンと……
……ま、まけるもんかッ……け、けど……た、たまんないよゥ……!)
 数ヶ月前にはじめて経験してから、潔癖ないずみちゃんですら虜にされてしまった、あの強烈で甘苦しい快感が、今そこまで迫ってきています。
……も、もう、ダメかも……!)
 いずみちゃん、とうとうギブアップ
……と、その時、幸運にも救いの神が……
(あッ、駅だァ!)
 ノンストップで走っていた通勤快速が、ようやく停車駅にすべり込んだのです。
車両のドアがひらいた途端、いずみちゃんは最後の力をふりしぼって、にっくき菊丸をふりはらうと、満員の乗客をなぎ倒しながらホームに飛び出したのでした。
 タンクトップがまくれて丸出しになったEカップの乳房を、ブルンブルンと威勢よく弾ませたまんまで
……

                    ☆ 
 
「菊丸の、バカァ!」
 
ビッタァ-ン!
「ぎ、ぎゃあァァ……い、いずみちゃん、ゆるしてッ!」
 ひさびさに食らった強烈な平手打ちに、菊丸は2メートルもフッ飛びながら、ひたすら平謝りです。
「菊丸の、へんたいッ!」
 
バッチィーン!
「ひ、ひいいィィ~ッ!」
 こんどは3メートルは跳躍して、ホームのゴミ箱に頭から突っ込んじゃいました。
「あ~ッ、すっきりしたァ」
 快心の一撃をダブルでお見舞いして気がすんだのか、いずみちゃんは、晴れ晴れとした顔つきでニッコリと、
「まったくゥ……菊丸ったら、いつまでゴミ箱に入ってんのよゥ」
「ひ、ひどいなァ
……いずみちゃん、あいかわらず乱暴なんだから」
 ゴミ箱からはい出した菊丸は、プゥ~ッと頬をふくらませて、
「ゴミん中の飲みかけの缶コーヒー、頭からかぶっちゃったよ……
 シャワーでもあれば飛び込みたい気分の菊丸なのでした。
「あたしも……菊丸の痴漢ゴッコのおかげで、からだ中が汗でベトベトよゥ……お風呂に入りたい」
「どっか、さがそうか」

 ふたりが改札を出ると、そこは風俗系で有名な歓楽街でした。もちろん朝の9時ですから、ほとんどのお店は閉まっていますが
……
「いずみちゃん、あったよ……あれが、いいみたいだよ!」
 と菊丸が、いきなり路地にとび込みました。いずみちゃんもあわてて後を追います。
……ソープランド?」
 路地を入ったすぐには、看板に派手な書体で、
『激安ソープランド! 入店料¥2000 入浴料¥15000』
 その下に、少し小さな文字で、
『ソープレディのアルバイト募集 出勤自由 その日から働けます』
 なんて書いてあります。
「これなら、いずみちゃんと二人あわせて¥2000で、ゆったりお風呂には入れるよ」
「なに言ってんのよ。入店料と入浴料で¥17000よ。ふたりで¥34000
……そんなお金、どこにあるの? だいいち女の子のあたしが、ソープランドのお客になれるわけないじゃない!」
「だからァ
……いずみちゃんは、お客じゃないんだよ」
……?」  
 菊丸の作戦は
……
まず、いずみちゃんがアルバイトに応募して、すぐ後から菊丸がお客になって、いずみちゃんを指名するのです。入店料はお店に払うけど、入浴料の¥15000は、直接ソープレディに払うシステムなので
……
「だから、ふたりで¥2000だけ……間違いないだろ、いずみちゃん」
「う~ん、確かに、理屈では
……
 そんなにうまくいくかなァ~と思いながらも、こんな時の菊丸って、妙に説得力あるんです。
 いずみちゃんったら、いつもコロッと納得させられちゃうんですよ。困ったもんです。
 
                   ☆

「ネエちゃん、まだ16歳の高校2年生だってのに、ソープ嬢のアルバイトたぁ度胸あるでねえかぁ……
 変なナマリのあるソープランドの店長は、猿みたいに貧相な中年男。 
「もっとも……そんだけのカラダしてんだ、無理ねえかぁ」
 プロの目から見ても、いずみちゃんのグラマーボディはとびきりです。
「んで、今日から働けっか?」
……は、はい。今から、すぐにでも」
 いずみちゃん、かなり緊張しています。
 その時、店の入り口から、ぜんぜん緊張感のない声が
……
「すんませェ~ん。もう、入浴できますかァ~?」
 菊丸でした。
打ち合わせたとおり、新人のいずみちゃんに目をとめたふりをして、
「あッ、この娘がいいな……指名でお願いしまァ~す」
 でも、店長は、つれなくあっさりと、
「んにゃ、この娘はダメだぁ。まだ研修が済んでねえからよ」
……け、研修って?)
 いずみちゃんはキョトン?
「じゃあ、ネエちゃん。こっちの空き部屋で……早よ、来いや」
 わけがわからないまま、ソープの店長に急きたてられて、店の奥に連れて行かれます。
(き、菊丸ゥ~ッ……!)
(い、いずみちゃん
……!)
 予想外の展開に、さすがの菊丸も、成すすべがなかったのです。     
(あ~ン、これから、どうなっちゃうの~ッ……?)



「こ、これが、ソープランドの個室……!」
 菊丸にAVビデオで見せられたことはあるものの、実際に入ったのは、もちろん生まれてはじめてです。
いずみちゃんは不安でドキドキ
……それでも、好奇心で目をキョロキョロさせています。
「すけべビデオで見たことあんなら、話は早ぇな」
……でも、ビデオで見たソープとは、ちょっと違うみたいな……お風呂とマットはいっしょだけど……
 そうです
……ベットが無いんです。
「この店は、激安ソープだもんでなぁ……
……ってことは、あのビデオの後半の凄いHシーンは、この店ではやらないってこと?)
「あ~ン、たすかったァ!」

 いずみちゃん、ちょっと甘いと思うんですけどォ
……
「ネエちゃん、何ゴチャゴチャ言ってんだぁ……まんず、ボディチェックから始めっから……ほれ、脱いでみぃ」
 あんまりアッサリ言われたもんで、いずみちゃんも逆らうタイミンクを逃しちゃって、
「は、はい……
 菊丸の痴漢ゴッコですっかり汗まみれになったタンクトップと、おなじく汗で湿ったノーパンの短パンを脱ぎ捨てて、スッポンポンの丸裸になったんです。
「あやぁ~っ、すっげえカラダしとんなぁ!」
 女の子の裸なんか見なれているソープの店長も、いずみちゃんの絶品ヌードには感嘆の声をあげます。
「お乳も尻もピッチピチでよぉ……ほれ、ちょいと後ろ向いてみい」
 いずみちゃん、見ず知らずのソープランドの店長に、生まれたままの姿をなめ回すように、すみからすみまでジックリと観察されちゃったんです。
(い、いきなり、はずかしすぎるよぅ……!)
 でも、考えてみれば、
……ここって、お風呂なんだし……お風呂なら、はだかになるのはあたり前だし……もうすぐ菊丸も、きてくれるだろうし……
 いつまでもウジウジと悩まないのが、いずみちゃんのいいところ。
(もう、開き直っちゃうしかないもんね)
 どうせ、はだかン坊なんだから、いずみちゃん、ぜ~んぶ開けっぴろげにすることに決めたんです。
 そうと決まれば、さっそく、
「店長サン……ちょっと、聞いてほしいことがあるんですけどォ……
菊丸にも内緒にしてきたことを、この際だから思いきって相談してみることにしたんです。人生経験の豊富なソープの店長に
……
「あの……まだ十六の高校生が、ヌードのお仕事しちゃマズいですかァ?」
「なんだぁ
……?」
 いきなり突拍子もない質問に、さすがの店長もキョトンとしています。
「その
……最近、気づいたんです。あたしって、脱いだらすごいって……」だから、いずみちゃん、ここのところ本気で考えているんです。
モデルクラブとかタレント事務所に所属して、現役女子高生の巨乳ア

イドルをめざそうかなァ~って。
 実は、すでにスカウトの声もかけられいるんです。
「へぇ~、てえしたもんだなぁ、ネエちゃん」
「弱小の芸能プロダクションなんですけどォ
……
そこの社長サンが言うには、もったいぶった水着なんかじゃなしに、いきなり丸裸で芸能界に殴りこまないかって
……
「巨乳アイドルはたくさんいるけれど、高校2年生の16歳が、ヌードでデビューすれば、ぜったいに話題になるっていうんですゥ」
 いずみちゃん、かなりマジみたいです。
「自分でいうのもナンだけどォ……ルックスは、そこいらのアイドルには負けない自信あるし、ボディはもちろん超・高校生級ですからァ……
それに
……あの菊丸のせいで、最近やたらと、人前で脱ぐ機会が多いんですよね。それも、今みたいにスッポンポンの丸裸ばっかり……
だから、メチャ恥ずかしいんだけど、けっこう度胸もついたみたいで、
「ほらァ……オッパイなんか、ここんとこモリモリ大きくなって、88センチのEカップなんですからァ!」
 なんて明るくアイドル・スマイルしながら、はち切れんばかりのバストを、ピンクの乳首ごと、店長の鼻っツラに突きつけたりすることも、できるようになったんです。
「あやぁ~、こんだけでっけえのに、ちっともタレてねえ……さっすが巨乳アイドルの卵は、お乳のハリがちがうべぇ!」
 中年の店長は大よろこび。自分もトランクス1枚になりながら、
「よっしゃあ! 研修も兼ねて、オラが最初のお客になったるわぁ!」
……?)
 こんどは、いずみちゃんがキョトンとする番です。
「巨乳アイドルの卵のソープ筆おろしなんて、めったにありゃしねえ。こりゃあ自腹きっても惜しくねえど」
 と入浴料¥15000を、気前よくいずみちゃんに手渡すんですから。
(ちょ、ちょっと……こ、これって……?)
「あ、あの
……さ、さっき、あたしを指名してくれた、男の子は……?」
「あいつなら、今ごろベテランの色っぺえソープ嬢と、泡だらけになってお楽しみだべ
……気にすんな、気にすんな」
(う、うっそ~ッ
……菊丸のヤツ、あたしという彼女がありながら、別の女性と……もう許せないッ!)
 いずみちゃん、嫉妬で頭に血が上っちゃって、
……菊丸が浮気すんなら、あたしだって……他の男の人に、オッパイぐらい揉ませちゃうんだから、覚悟しなさいッ!)
 なにを覚悟するのかよくわからないけど、いずみちゃん、店長にきっぱりと頭を下げて、
「実地研修ッ、よろしくおねがいしますッ!」

                    ☆

「あ~ン……な、なんなんですかァ、これェ……?」
 ダブルベッドほどもある空気マットの上、いずみちゃんは丸裸のまま身動きもできず、あお向けに大の字に寝ています。
身動きできないのは、マットの四隅から出ているヒモに、ガッシリと両手・両足をしばられているからなんです。
「ウチの店だけのサービスでよぉ……お客がしばられて、ソープ嬢に色々といいことしてもらうんだども……
いずみちゃんと店長の場合は、逆のパターンで、
「お客のオラが、気持ちええこと、いっぺえサービスしてやっからよぉ」
 猿みたいな店長はやる気まんまんで、トランクスを脱ぎ捨てます。
……わッ、さすがソープの店長……ご立派なんだァ……あの菊丸と、いい勝負かも……
 いずみちゃん、思わず目をみはります。
……それに、こんなに浅黒くてゴツゴツと……すっごいなァ、おとなだなァ……!)
 いずみちゃん、たまらず目がくぎづけです。
「あれま、ネエちゃん……まだ高2のくせして、でっけえマラのありがたみは、骨身にしみてるみてえだなぁ……さては、彼氏がデカマラかぁ?」
「う、うん
……よわいんですゥ……でっかいの、に……
 いずみちゃん、パブロフの犬みたいに条件反射です。うっとりと瞳を潤ませて、あきれるほど正直に答えちゃいました。
……あ、あんな凄いので、いじめられたら……あたし、きっと……
 となりの個室まで響くような、すっごい大声をあげちゃいそうです。
……あッ……だけど、ここはベットが無いから、マット洗いの後のエッチは、やらないんだ……たすかったァ……でも、ちょっぴり残念かも……
 おとめ心は複雑です。
「んじゃあ、さっそく、はじめるべぇ!」
「あわわッ
……こ、これって……!」
 いきなり生暖かいドロドロの液体をぬりたくられて、いずみちゃんは悲鳴をあげちゃいました。
「ローションは初めてかぁ? たまらんでえ、こいつぁ……
 あお向けに寝てもちっとも形くずれしないEカップの肉山に、ゆっくりと円を描くようにして、生あたたかいローションをぬりたくるんです。
(な、なに、これ……き、きもち、よすぎるゥゥゥ……!)
「あッ、あッ
……!」
 生まれて初めての感覚に、いずみちゃん、しょっぱなから声を上げてしまいました。
「へへっ、色っぺえ乳首を、こんなに早々とおっ立っちまってえ……
 ローションたっぷりの指先でこねるくるように、敏感すぎるピンクチェリーを、熟練の技でいやってほど刺激されて、
「あはァ~ッ! あはァ~ッ!」
 ヌルヌルしたマットの上のいずみちゃん、発育満点の16歳ボディを、狂おしいほどセクシーにクネらせています。
「ネエちゃん、いい反応だでぇ……こりゃあ、巨乳高校生のヘアヌードどころか、ガチンコ本番のAVに主演できるわぁ」
 もうとっくに主演しちゃいましたァ
……なんて言えないから、いずみちゃん、ひたすら快感に身をゆだねて、アンアンと悶えまくっていました。
「よっしゃあ、本格的に、やったるかぁ!」
手足を大の字にしばられたいずみちゃんの上に、中年店長の痩せこけた身体がのしかかります。
「ああッ!」
 そして、舌と唇も総動員して、ローションでヌルヌルの乳首を、さらに激しく攻め立てるんです。
(そ、そんなァ……!)
もちろん両手ではグイグイと、リズミカルにEカップの乳房を揉みあげながら
……
「だ、だめッだめッ……!」
……こ、こんなに早く……ち、乳首だけで、イカされちゃうなんて……く、くやしいよゥ……で、でも、もう……あああッ……!)
 ローションをぬりたくられてテラテラと卑猥にヌメったグラマーボディが、ゆみなりにグゥ~ンと大きくのけぞったと思ったら、
「ああァ~ッ! イ、イクゥ~~ッ!」
いずみちゃん、あっけなく昇天させられてしまったのです。

                     ☆

「ハァ、ハァ、ハァ……ああン!」
 手足のヒモがほどかれて、自由の身になったものの、いずみちゃんはグッタリ
……いやらしい店長のなすがままです。
「ネエちゃん、いいイキっぷりだったでぇ……こげに愛らしい顔で、あげにせつなそうな大声あげるんだもんよぉ……
 店長はしきりに感心しながらも、いずみちゃんに休むひまも与えません。
「ほれ、ほれ、たくましい太ももだぁ……お肉ピッチピチでよぉ」
 こんどは下半身に、ドロドロのローションをぬりたくるのです。
 あいかわらずあお向けのまま、無防備ないずみちゃん
……その足の指先
からはじまって、キュンと締まったふくらはぎから、ドッシリとたくまし
い太ももへと、いやらしい手の平がヌルヌルと這いあがっていきます。
「ああン、あン、あン!」
よっぽど気持ちいいのか、いずみちゃんは、感じまくってキャンキャン
と泣きっぱなしです。
「やっぱ、女子高生はええなぁ……肌のハリが、ちがうもんよぉ」
 ソープランドの店長は、惚れ惚れしたようにいずみちゃんの肌の感触を楽しみながらも、その手の動きはメチャクチャ現実的です。
 どうやら、わざとジラす作戦らしいのです。
だから、太もものつけ根までは、グニュグニュとローションをぬりたくるくせに、その先の肝心な部分には、意地悪して進んでくれないのです。
 いずみちゃんは、たまりません。
……マ、マネージャーさん……も、もっと……う、うえまで……!」
「へへっ、ネエちゃん。オ○コにもぬって、ほしいんけ?」

 すけべ店長は意地悪そうに、いずみちゃんの股間をのぞき込みながら、
「だどもよぉ、ほら見い……ぬらなくたって、生あたたかいローションでベッチョリと濡れとるど?」
(こ、これって
……ロ、ローションなんかじゃ、ないってばァ……わ、わかってるくせにい……!)
 いずみちゃん、はずかしくて口には出せないから、必死になって目で訴えかけます。
「せつなそうな、ええ顔しとらぁ……こりゃあ、芸能界にデビューしても、すぐにAV転向だぁ……ネエちゃんのファンは、よろこぶど」
 よろこんでいるのは、店長も同じみたいです。
菊丸なみにデカデカと、おヘソにめりこみそうな勢いなんですから。
(す、すっごい……中年オジンのくせに、あの菊丸より元気かも……!)
いずみちゃん、われを忘れちゃって、またまた条件反射
……
「うはっ、ネエちゃん……まだ高校生のくせに、やったら積極的だべぇ!」
 いつの間にか、しっかりと右手に握りしめていたんです。
「や、やだッ……あたしったら……!」
真っ赤な顔で、あわてて離したけど、あとの祭りでした
……
「そっかあ、そげにオラのぶってえのが欲しいんかぁ……んじゃ、そろそろハメてやるとすんべぇ!」
 満足そうな口ぶりで、あお向けのいずみちゃんの太ももをグイッとおし開いた店長は、
「お毛々がチョボチョボしか生えてねえオ○コも、色っぺえなぁ……こったら涙を流しちまってよぉ」
「ちょ、ちょっと待って
……こ、このお店って、ベットが無いから……そ、そうゆうことも、しないって……!」
 いずみちゃん、あわてて起きあがろうとしたのですが、
「んなわけねえべぇ。そったらソープ、あるもんかぁ……そりゃ!」
 そりゃ!と威勢のいいかけ声と共に、いきなりグサッと、さし込まれちゃったんです。
「ああッ……あううゥ~~~ッ!」
太くて硬くてゴツゴツした肉のコン棒を、ひと思いに根もとまで
……もちろん、菊丸以外の男性とは、お初です。
しかも相手が、超絶のテクニックを誇るソープの店長とくれば
……
「ああァ~~ッ……て、店長サン……す、すごすぎるよォ~ッ!」
いずみちゃん
……またまた新たな境地に、突入しちゃうのでしょうか?

 おしまい
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mess8感想一覧

catch14【投稿者】匿名さん
 他の作家さんが、いかに寸止めギリギリの描写を書くことで、読者の想像力や妄想力を刺激させてくれるかで勝負してるのに対して、この作家は短絡的に直接的な描写を書いてはいるが、それが決して興奮を呼び起こすものではないということを、あらためて認識させてくれた。
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