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ここはつい最近出来たばかりの大型ゲームセンター。
今日はそのオープン初日。
菊丸といずみ、千春の3人はここでアルバイトを始める事になったのだ。
ここは女性店員がゲームキャラのコスプレをしているのがウリで、いずみと千春もそれぞれキャラクターに扮していた。
いずみはチャイナドレス風、千春はメイド服風の衣装を着ている。
「それにしても…色っぽいコスチュームだよね!」
「あ、あんまり見ないでよ!こんな格好するなんて知らなかったんだから…」
赤い、ノースリーブのチャイナドレスは超ミニで、さらにわき腹ののあたりまで入ったスリットがいずみの腰のラインをより魅力的に見せている。
「そーお?私なんか可愛くて気に入っちゃったー♪」
千春のブルーの衣装は胸元が大きく開いていて、下に着ている「見せブラ」を強調する格好だ。
「今日は初日だからお客さんにいい印象を売り込まないとね!」
オープンまであと30分。菊丸は通常のユニフォームでの勤務なので、のんきに目の保養を楽しんでいる。
と、そこに何やら場違いな中年男性が入店してきた。
「あ!あれは生徒指導の近藤先生!」
「やだ、こんな格好でアルバイトしてるなんて見つかったら大変な事になっちゃうじゃない!」
「二人とも、隠れるんだ!」
生徒指導の近藤は頭の固い人間で、暇さえあれば誰かを叱っているようなタイプだ。
「まったく、こういう遊び場が、若者を不良の道へ引き込むんだ。」
ぶつぶつと独り小言を言いながら、彼は何気なくUFOキャッチャーに目をやった。
大型のヌイグルミやクッションも入った、かなり大きい機種だ。
「ふむ、最近はこういうゲームもあるのか。…ん?こ、これは…」
まじまじと眺めるボックスの中には、ヌイグルミに混じってなんといずみのお尻があった。
急いで隠れた二人はUFOキャッチャーの中に潜り込んだのだ。
とっさの勢いでいずみのスカートはめくれ、白いパンティは丸見えになっていた。
「いやあーーーん、み、見つかっちゃった!?」
いきなりのピンチに焦るいずみ。
「バカモーーン!何だこれは!」
近藤はやにわに、近くにいた男性店員(実はメガネと付けヒゲで変装した菊丸)を怒鳴りつけた。
近藤の指差す方向には、あらわになったいずみのお尻が、気まずそう震えている。
「ま、まずい!バレた!?」
菊丸は縮み上がった。
「こんなに埋まっていたら取れるわけないじゃないか!」
「…え?」
菊丸の不安をよそに、近藤はそれが四つん這いになったいずみの下半身だとは気付いていなかったのだ。
「まったく、アコギな商売しおって。ブツブツ…」
「なんだ、気付いてないのか…。」
ホッと胸を撫で下ろした菊丸は、またいつものようにこの状況を楽しむ事を思い付いた。
「いやいやお客さん。このゲームのコツを知らないようですね。私が特別に伝授してあげましょう。」
そう言うとコインを投入、ボタンを操作してアームを動かしはじめた。
「ヌイグルミには必ずタグやヒモがあって、そこを狙うのがポイントなんですよ。」
菊丸が操作するアームは、スルスルといずみのお尻めがけて降りてきて、腰のあたりで静止した。
そして開いたアームが閉じた時、そのツメは正確にいずみのパンティのゴムの部分を挟み込んだ。
(ガシッ)
「え?な、なに!?」
そしてアームが上がると、掴んだパンティは引っ張られ、彼女のお尻にみるみる食い込んでいく。
(グ、グ、グーー)
「や、やーーん!どこ掴んでんのよーー!」
アームに引っ張られたパンティは細く食い込み、いずみの白いお尻を露出しながら持ち上げようとする。
この機械は大型の景品用に、アームの力が強めに設定されているのだ。
「いけー!もう少し!もう少ーし!」
「頑張れ、頑張るんだー!」
ガラスにぴったり顔をつけ、Tバック状態のいずみのお尻を凝視する菊丸と近藤。
キューンと伸びきったパンティがいずみのお尻にぐいぐいと食い込み、彼女の羞恥心を膨らましていった。
「だ、だめ、見ないで…!」
「うほほー!こんな状況でいずみちゃんのお尻が拝めるとは!」
しかし、ある時点でアームの力が重さに負けて、掴んだパンティを放してしまった。
「あー、惜しい!」
「ほら見なさい、やっぱり取れないじゃないか!」
「まあまあ、今の技はあくまでも基本ですよ。これから上級者の技をお見せしましょう。」
そう言うと再びアームを動かし、依然Tバック状態のいずみのお尻の上でぴたりと止めた。
「そしてこれが新機能!」
菊丸がボタンを押すとアームは付け根を中心に90度回転し、横向きに広がっていたツメは縦向きになった。
「なるほど、この隙間(実はいずみの股間)にねじこもうというのだな。」
「ふっふっふ。それだけじゃありませんよ。ここを見てください。」
菊丸が指差す、いずみの股間の部分には、パンティの布地を繋ぐ縫い目があった。
「一見掴みどころの無いヌイグルミにも必ず縫い目があって、そこにツメを引っ掛けるのが上級者の技なんです!」
「ほほう、あんな狭い部分に本当に引っ掛かるのかね。」
「ふっふっふ…まあ見ててくださいよ。」
そう言う間にアームは静かに下がり、いずみの股間目掛けて定位置についた。
「いけーー!」
(ガシッ)
「きゃ!あ、あん!」
アームが閉じるとそのツメがいずみの股間のド真ん中に突き立てられた。
「バ、バカ、そんなとこ…!」
菊丸の狙い通りツメはパンティの縫い目に引っ掛かり、十分な力を発揮した。
薄い板金上のツメが遠慮なくいずみの敏感な部分を押し込んでいく。
(グ、グ、グーー)
「こらあー!そんなとこ…グリグリしないでーー!」
「うほほー!いけいけー!」
「頑張るんだー!」
いずみは股間に食い込むツメと同時に、二人の男性の突き刺さるような視線に耐えなければならなかった。
恥ずかしさと動揺で彼女のお尻はわなわなと震えた。
「うーん、この食い込み!たまりまへんなー!」
と、やはりアームは限界点を迎え、とうとういずみのお尻を放してしまった。
(ドサア)
「ああー残念!」
「やっぱり無理かね。」
「ま、簡単に取れるようじゃ商売になりませんからね。こういう時はターゲットを変えてみるのも手ですよ。」
そう言って指差す方向には、見覚えのある二つの膨らみが。実は隣のケースには千春が隠れていたのだ。
ヌイグルミに埋もれた千春は、仰向けの格好で胸だけを露出していた。
「さ、今までの事をふまえて、このターゲットに挑戦してみてください。」
「むむ、やってやろうじゃないか。」
近藤が操作するアームは千春のブラの中央に狙いを定めた。
「タグを狙うんだったな。」
そしてアームが閉じると、見事にブラの中央部分を掴んだ。
(ガシッ)
「おおっ!なかなかやるじゃないですか!」
「ふふん、簡単じゃないか。あとはこれを持ち上げて…」
(グ、グ、グーー)
「や、やーーん!ブラを引っ張らないでーえ!」
白いレースのブラが真ん中から引き上げられ、千春の胸の形を変えていく。
(ブツン)
と、ブラのフロントホックが外れ、千春の豊満な胸が勢いよくはじけ出た。
(プルルーーン)
「きゃ、や、やだーーーあ!」
「おお!?出ました千春ちゃんのおっぷゎーい!」
白い肌とピンクの乳首が、菊丸と近藤の前に揃い踏みとなった。そして照明に照らされてつやつやと輝いて見える。
「な、なんだこれは!タグが外れてしまっては取れないじゃないか!」
「まだまだ、1回で取ろうとせず、2回目に賭けるというのも常套手段ですよ。」
近藤の思わぬ活躍ですっかり調子に乗った菊丸はさらなる悪巧みを考えついた。
「よし、こういう大物は、二人で協力して吊り上げましょう!」
そう言うと二つ並んだ反対側のアームにコインを投入し、素早く千春の胸に狙いを定めた。
「いいですか、目標はこの先端のポッチです!」
「右と左、両方を掴んで持ち上げようというのだな?よーし!」
菊丸と近藤が操作する二つのアームが、スルスルと千春の胸に忍び寄り、両方の乳首に対してベストな位置についた。
「いけーー!」
(ガシッ)(ガシッ)
「あ、ああん!」
金属のツメが左右の乳首を同時に挟みこむと、千春の体が大きくのけぞった。
「よし、成功だ!あとは慎重に持ち上げるだけだー!」
(グ、グ、グーー)
「い、痛あーい!」
二つのアームによって摘まれた乳首がゆっくりと引っ張られ、それに合わせて千春の胸は円錐状に大きく形を変えた。
「さ、さきっちょ…引っ張っちゃだめーえ!」
「うほほー!いいぞいいぞー!」
と、二つのアームの力によって千春の体は本当に持ち上がり始めていた。
両方の手をボックスに突っ張って必死に持ちこたえようとするが、その力はあまりにも頼り無かった。
「だ、だめ、力が入らない…」
「もう少ーし!」
強めに設定されたこのアームが二本で引く力は、千春のかよわい抵抗を振り払った。
そして遂には千春の体はヌイグルミの山から飛び出した。
(ズボッ)
「きゃああーー!」
(ガシャーーン)
勢い余って、アクリルのショーケースを突き破る。
千春はあらわになった上半身で近藤の方に思いきり倒れこみ、彼の顔面に裸の胸を押し付ける格好となってしまった。
(ドタドタドタッドスン)
「な、な、な…!」
あまりの事態に言葉も出ない近藤と、その体勢のまま目が合ってしまった千春は息を呑んだ。
と、いち早く抜け出したいずみと千春を小脇にかかえ、菊丸は一目散にその場を逃げ出した。
(ピューッ)
事態が飲み込めない近藤は、ただそのまま硬直していた。
店のバックヤード。
薄暗い倉庫のようになっていて、機材などがまだ片付かずに雑然としている。
「いやー危ないところだったね。」
「何が危ないところよ!あんたが悪ふざけするからよけいピンチになっちゃったんでしょ!」
「あーさきっちょ痛かったー…。」
「ま、まあまあ。つまりお客さんに対してはそれぐらいサービス精神を持たなきゃいけないなーと…」
「何がサービス精神よ!あんたのはただのスケベ心でしょ!」
いずみは菊丸が付けていた付けヒゲを勢いよく剥がし、もう片方の手で菊丸の胸を軽く突いた。
(ドテッドスン)
と、バランスを崩した菊丸はその場で転んでしまった。
同時に、店内の照明という照明が全て消えてしまう。
「あ、あれっ!?どうしたのかな?」
非常灯の灯りでかろうじて見える足下を調べると、どうやら転んだ拍子に何かの集合ケーブルを抜いてしまったようだ。
慌てて繋ぎ直すが照明は消えたまま、当然ゲーム機も全て止まったままの状態である。
「た、大変!もうじき開店だっていうのに…!」
「たぶん今のでヒューズがとんだんだよ。誰かが配電盤に行ってヒューズを交換してくるしかないね。」
「誰かって…?」
「僕を突き飛ばした誰か…かな?」
意地悪な目線でいずみを見やる菊丸。
「わ、分かったわ。私が行けばいいんでしょ。行ってくるわよ。」
責任を感じたいずみは進んでその仕事をかって出た。
「なーんちゃって。大丈夫だよ、僕も一緒に行ってあげるから、安心してよ。」
「菊丸くん…。」
暗闇のバックヤードを進む二人。狭い通路の両側にはダンボールがひしめき、正体不明のケーブル類が渦を巻いている。
景品用のペンライトを手にした二人はすぐに配電盤にたどり着いたが、位置が高いので肩車をしての作業となった。
「でへ…こういう事があると思って一緒に来たんだもんね。」
超ミニ・チャイナ服のいずみを肩に乗せると、そのあらわになった内股の感触が菊丸の首筋を温めた。
「た、たまらん…そうだ、このまま振り返ったら…」
両手でいずみの太腿を保持しているため(それがまた柔らかい)、彼はペンライトを口に咥えている。
衝動に駆られた彼はそのまま180度振り返り、いずみの股間に対面する格好となった。
「こ、こらあー!何やってるのよー!」
「うほほー!こ、この迫力ー!」
暗闇の中でペンライトに照らされて浮かび上がるいずみのパンティは、実際に湿度や体温が伝わってくるほど間近だった。
「よーし、ここでドクター菊丸のピンポイントマッサージ!まずはここ!」
「きゃあっ!」
菊丸が口に咥えたペンライトをいずみの下腹部に押し当てると、その体がビクンと反応した。
「続いてここ!」
「いやっ、あ、あん!」
今度はペンライトを下腹部のさらに下、股間の中央部分に押し当てた。
「ここは凝りやすいので、よーく押しておきましょう!」
(グリグリグリ…)
「あ、ああ…!」
親指ほどのペンライトがいずみのパンティに強く押し付けられ、電球のかすかな温度がゆっくりと伝わった。
「うほほー!この弾力!たまりまへんなー!」
「な、なに?あ、熱い…!」
思わず体をよじらせるいずみ。
と、肩車のままの二人はよろよろとバランスを崩し、ついにはその場で転んでしまった
(ドスーン)
「きゃあー!」
同時に、いずみが手にしていた交換用のヒューズも、菊丸が持っていたペンライトもどこかへ落としてしまった。
「いてて…大丈夫?いずみちゃん。」
菊丸は身を起こし、薄暗い非常灯の灯りに照らし出される周囲に目を凝らした。
山積みになっていたダンボールが落ち、雑多な備品が散らばっている。
その中央には、なんとケーブルによってがんじ絡めになったいずみが横たわっていた。
ケーブルが幾重にも絡まり、頭の上で両手を縛られた格好のいずみは、めくれたスカートを正すことも出来なかった。
「こ、これは…!!」
まさに千載一遇のチャンスに菊丸のスケベ心はヒートアップした。
「駄目じゃないかいずみちゃん!あのヒューズが無ければ電気が戻らないよ!」
「あんたが変なマネするからでしょー!」
身をよじるいずみだが、手足に巻き付くケーブルはますます複雑に絡まっていく。
「今はそんな事言ってる場合じゃない!一刻も早くヒューズを見つけなければ!」
そう言うと菊丸は非常灯の灯りを頼りにいずみの体をまさぐり始めた。
「こ、この非常時に何やってんのー!」
「この暗さじゃ目はあてにならない。手探りで探す以外にないんだよいずみちゃん!」
菊丸の両方の手のひらが、いずみの胸のふくらみ部分をさするように動いている。
「あ、あん!だ、だからってそんな…!」
チャイナ服の薄いサテン地はなめらか感触で手のひらを滑らせ、いずみの下着と、さらにその下にある胸の先端を想像させた。
「むむ、もしかしたら服の中にある、これかも知れない!」
菊丸は人差し指でいずみの両方の胸の先を回すようにさすりながら、反応を伺った。
「あ、あんっ!そ、それは…」
菊丸はすばやくノースリーブの脇からブラの下に両手を潜りこませ、胸の先端へ向かって這わせていった。
「む、あったぞー!」
わざとらしくそう言うと、親指と人差し指でいずみの乳首をつまみあげる。
「あ、あっあん!」
そして菊丸はいずみの両方の乳首をくりくりとねじったり引っ張ったりした。
両腕を縛られたいずみは、まともな抵抗もできずに悶絶した。
「あっ、ああ…それは、違ーう!」
服の中では既にブラがたくし上げられ、彼女の胸は菊丸にされるがままの状態だった。
「うーん、なかなか取れないぞ?」
菊丸は親指の腹でいずみの乳首を転がしながら、時おり強く引っ張っては首をかしげる。
その度にいずみは腰を跳ね上げ、目をきつく閉じる、
「あっあっ、だめだったら…違うってのに…!」
非常灯にうっすら照らされるいずみの顔は懇願するような切なさを帯びていたが、いずみの方からは菊丸の顔は見えなかった。
ふと目をやると、床に散らばった備品の中にハサミがある事に気がついた。
菊丸はそれを手にすると、おもむろにいずみのチャイナ服を切り始めた。少しぐったりしたいずみはその様子に気づいていない。
そっと器用に胸の部分を丸く切り抜いていき、またたく間にいずみの胸が丸く露出してしまった。
(プリーン)
「うほほー!絶景かな絶景かな!いずみちゃんのおっぷわーい!」
ブラをたくし上げられたいずみは、チャイナ服に開けられた穴から両方の乳房をさらけ出してしまっている。
上気して汗ばんだ肌が妖しく光り、その先端は菊丸の愛撫を受けて切なそうに隆起していた。
そんないずみの姿をひとしきり楽しんだ菊丸は、作戦を次のステップに移した。
「うーん、もしかしたらお尻の方に落ちているかもしれない。いずみちゃん、脚を開くんだ!」
「?ば、ばか言いなさい!そんな恥ずかしい格好できる訳ないでしょ!」
「大丈夫、暗くて見えないから恥ずかしがる必要は無いよ。どっちみち探さないといけないんだよ?」
これはもちろん嘘で、菊丸の方向からはいずみのあられもない姿がうっすらと見えている。
「……。」
いずみはしばらく無言で怪訝そうな表情を浮かべたが、やがておずおずと両の脚を広げた。
「ひ、開いたわよ。さっさと探してちょうだい。」
非常灯に照らされた無抵抗ないずみの姿は、菊丸を大いに喜ばせた。
Mの字に開かれた彼女の白い脚と赤いチャイナ服の組み合わせが、その光景をより刺激的なものにしている。
「うほほー!た、たまりまへんなーー!」
菊丸はこみあげる喜びを隠し切れなかったが、その表情は暗くて見えないので気にする必要もなかった。
いずみは、菊丸の前で脚を開いてみせるという羞恥にまみれたシチュエーションに、必死に耐えていた。
そんないずみの、大きく開かれた下半身に菊丸は顔を近づけた。
エアコンの効かないバックヤードは蒸し暑かったが、恥ずかしさで上気したいずみの体温ははっきりと分かった。
いずみの方も、内腿のあたりに菊丸の興奮した息遣いを感じた。
と、その時、ふと目をやると先ほどまで使っていたペンライトが落ちているのに気がついた。
菊丸はいずみに気づかれないように拾い上げると、そっとスイッチを入れた。
「おおっ!またまたこの大迫力ー!」
暗闇に浮かび上がったいずみのパンティはどこまでも白く、まじまじと眺めるとその中まで見えるように思えた。
「うーん、やっぱり暗くて全然見えないや。」
わざとらしく嘘を言うと、あろうことか菊丸はいずみの股間に手を伸ばした。
「ばっばか!何するのよ!」
「何って…いずみちゃんが落としたヒューズを探してるんじゃないか。」
そう言うとパンティの上からいずみの股間を撫で回す。
「いやあ…そんなところ…ある訳ないでしょー!」
「え?そんなところ?そんなところって…どんなところ?」
菊丸はそれでもまだ暗くて見えていないフリを続けた。それを逆手にとって、さも無作為に股間を擦りあげる。
(シュッシュッシュッ)
「だっ、だめえー!擦らないでーえ!」
両手を縛られた状態のいずみは、腰を引いたり浮かせたりして逃れようとするが、菊丸はしつこく追い回した。
やがてその激しい動きに、いずみのパンティのひもが緩んできた。
「おおっ?このままいくと…パンティが脱げて…見えちゃうかも!」
「あ、ああーーん!」
(カクッカクッカクッ)
そして遂にはパンティのひもが完全にほどけ、いずみのパンティは床へと脱げ落ちた。
(パラッ)
「やったー!遂にいずみちゃんの秘密の部分が…!」
「見ないでーえ!」
素っ裸になったいずみの下半身、その股間の中央に幅2センチほどの黒いラインが走っている。
なんとそれは、先ほど菊丸が変装に使っていた「つけヒゲ」がくっついたものだった。
「な、なにーー!?」
あまりに想像を越えた展開に驚く菊丸だが、すぐに身を乗り出しそれを剥がしにかかった。
「ヒューズはこの下かー!?」
つけヒゲを上部から縦に剥がしていく。
(ペリペリペリ…)
「あ、ああ…!な、なに!?」
「今度こそ、もう少ーし!」
大事な部分を隠すつけヒゲが、もうこれ以上は隠せないラインまで剥がされた。
と、その瞬間にペンライトの電源がフッと落ち、それまで明るさに慣れていた菊丸の視界は真っ暗になった。
タイミング良く(悪く?)ペンライトの電池が終わってしまったのだ。
戸惑う菊丸。そして次の瞬間、彼の後頭部をきつい一発が襲った。
(パカッ)
「いでっ!!」
振り向くとそこには懐中電灯を手にした近藤がいた。心配になった千春が近藤に助けを求めて、二人で探しに来たのだ。
「バカモーーン!貴様という奴は、なんという破廉恥な行為を!」
激昂する近藤の声がバックヤードにこだました。
「た、助かったあ…。」
ケーブルの束縛から解放されたいずみは、ホッと安堵して服を整えた。
数十分後、UFOキャッチャーの中に押し込められた菊丸は、その鼻にクレーンのアームを突っ込まれていた。
近所の子供たちがそんな菊丸をからかって楽しそうに遊んでいる。
「いででーー!やめなさい君たちー!」
当然これは菊丸へのお仕置きで、いずみたちはしばらく彼を助け出すつもりはなかった。
生徒指導の近藤も、いずみたちのお咎めよりも菊丸への怒りが先行しているようだ。
いずみと千春はゲームキャラのコスプレで客に笑顔を振りまいていた。
「もう二度と、菊丸と一緒のバイトなんかしないんだから!」
おしまい
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